【体験談】SEOコンサルタントへの転職ってどう?仕事内容、年収、資格、必要スキルなどについて
事業会社でWebマーケターになるまでの経緯

リラクゼーションサロンの店長👉自社のWebマーケターという謎キャリアでした。
大学卒業後、新卒でリラクゼーションサロンの運営をするベンチャー企業に入社しました。
入社理由は「裁量が大きく、新卒から色々任せてくれる会社だったから」「社会にとって価値があると思う仕事を、自分の表現で拡大化させたいから」「人がよかったから」の3点。
今思うと、「ザ・新卒!」という理由で勢いで入社した感がすごいのですが、多くの経験ができて、全く後悔はしていません。
まずはリラクゼーションサロンの現場でみっちりとお客様と向き合い、入社半年後に店長になり、いくつかの店舗のマネジメントに携わりました。
そして、店舗のWeb集客に関する取り組みが評価され、自社のWebマーケティング部署に異動することが決まったことから、事業会社にてWeb系のキャリアを歩むことになりました。
事業会社Webマーケターの仕事内容

完全なる異業種へと社内転職です。
前日までお客様の肩をがっつりほぐしていたセラピストが、翌日からおもむろにGoogleアナリティクスを見るというまさにベンチャー!というキャリアチェンジ。
言ってしまえば社内転職のようなものです。
仕事内容としては以下のようなことをやっていました。
- 複数のオウンドメディアの編集・ライティング業務
- 各種取材対応
- サービスサイト・コーポレートサイトなどのディレクター業務
- LPや新規サイトのディレクション業務
- 各種サイトのアクセス解析
- SEO対策
- SNS運用
- 広告運用
- リアルイベントの企画
- 店舗ごとの集客対策、ページ管理
などなど…
新卒であるにも関わらず、今思えば多くの業務に携わらせていただきました。

ベンチャーっぽいですね〜
事業会社のWebマーケターとして楽しかったこと・辛かったこと(悩み)
新卒2年目、多感な時期に未経験で事業会社のWebマーケターになって、楽しかったことも悩んだことも本当にたくさんありました。
楽しかったこと(学び)
- 未経験だったので、すべてが新鮮で刺激のあることばかりだった
- 新しく知識を得て、実践できる環境が楽しかった
- プロダクトへの愛があったので、それを拡散できる職種であることが誇らしかった
- 事業会社のマーケター同士の交流会などがたくさんあって、仲間ができた
- プライベートでも活かすことのできるスキルが身についた
事業会社の場合、自社のプロダクトありきでマーケティングをすることになります。
現場経験ががっつりあったので、プロダクトを成長させることのできる立場で働くことができたのが最も嬉しかったです。

貴重な体験でした。上司と仲間には頭上がりません!
辛かったこと(悩み)
- 誰も教えてくれる人がいない
- 誰もわかる人が社内にいない
- 失敗なのか成功なのか判断するのが難しい
- 成果が出ても理解されにくい仕事内容
- プロダクトを拡散する立場であることに対するプレッシャー
- Webマーケティング部署への社内理解度の低さ
- 学び続けないと事故るという重い責任
- トレンドが変わり続けるスピード感
などなど…
未経験スタートなので、スキルとかWeb業界ならではの悩みはあるあるだと思います。
事業会社ならでは!というところだと、社内に知見がないのと、社内からの理解がないのがけっこう悩んだポイントでした。

社内に誰もWebマーケティング分かる人いない状況、孤独、わかってくれますか…
Webマーケティングってめちゃくちゃ重要なのに、意外と泥臭くて、地味で、何をやっているのかわからない!というのが社内の空気としてありました。
業務内容も多く、深夜まで連日働くこともありましたが、上司や同期に恵まれ、充実した毎日を過ごしていました。
「じゃあなんで転職したん?」という理由を続けて話します。

さぁ!転職の話をしよう!
事業会社を辞めて第二新卒でWebマーケティング会社に転職しようとした理由
ここが一番気になるところですよね。ちょっと生々しい話をします。
25歳のことでした。
きっかけ:尊敬する上司が退職したから
Web領域だけでなく、ビジネス全般に圧倒的なスキルを持った大好きな上司がいました。
そんな上司がある日、起業をするために退職をしました。
自分としては、まだまだ一緒にやりたい!学びたい!と思っていたので、衝撃的でしたが、転職を最初に意識したきっかけはこれでした。
結果的に、この8ヶ月後くらいに僕は転職をしました。
以下、転職をしようと思った理由です。

新卒2年目にはショッキングな出来事すぎました…
第二新卒でWebマーケティングのキャリアをがっつり歩みたいと思ったから
元々、自社のサービスを広げたい!という思いで入社をしたものの、
それ以上に、「Web上での情報発信=Webメディアビジネスを通じて、価値ある情報を届けられる人になりたい!」という方向へと、自分の「やりたいこと」が変化したのが最も大きな転職理由です。
もちろん、新卒入社した会社のことは大好きでしたし、サービスや人も素晴らしいものだと思っていました。
しかし。クサいことで言えば「夢」の方向性が、働く中で変わったのが大きかったです。この辺の話はまたどこかでしますね。

就活生の頃のやりたかったことはわりかしやりきった感もありました。
まぁ、人も、会社も、変わります。
Web領域における専門スキル=武器を身に付けたいと思ったから
Web領域にキャリアを完全シフトしたい!とは思ったものの、自分にはまだまだ「これだ!」という専門スキルがないことを痛感していました。
先ほど、事業会社には社内に教えてくれる人がいない!という話をしましたが、ここはデカかった。
社外の方に助けてもらいながら、様々な業務をこなす中で、PVがグッと上がる、講演会に呼ばれるなどの成功体験もいくつかあったものの、実感値としてはあるところから成長が青天井になっている感覚がありました。
ここを打破するために、専門性のあるスキルを20代のうちに身につけようと思いました。

スキルがない=ヤバい というのは同世代の友達と話すとヒシヒシと実感してました。この感覚は結論間違ってなかったです。
給料面が正直きつかった
ちょうど転職を意識し始めた頃に、将来を見据えて付き合う彼女が出来たのも大きかったです。
彼女の方が僕よりだいぶ給料が高く、今後のことを考えた時に、スキルもなく、給料も低いまま結婚をしたら申し訳ない!という風に常に焦っていました。
また、周りの社外の友達と給料を比較したり、社内のトップクラスの先輩の年収を聞いたときに、「あれ、僕の給料低すぎ…?」と冷や汗が出たのを覚えています。
もちろんお金が全てではありません。僕もどちらかというとお金より人やサービス、「面白さ」で動くタイプです。
しかし、人生を長い目で見たときにお金面でもフィットするキャリアを考え直すのは大事だと思います。
他にも細かい理由はありますが、
「人」をきっかけにキャリアを考え始め、「夢」を見つめ直し、「スキル」「お金」という現実性を加味した結果、それまでいた環境を離れ、転職をしようと思いました。
これが僕の転職を決めた理由です。

「人」「夢」「スキル」「お金」…
僕の軸はこんな感じでした。
どういう方法でWebマーケティング業界へ転職をしたの?エージェント使った?
この辺の話はまた別ですると思うのですが、僕はエージェントをいくつか使って第二新卒枠として転職をしました。
エージェントを使った理由は以下です。
- 求人サイトをぽちぽち見て、自分で求人を選ぶのが面倒臭い
- エージェント経由の方がレアな求人がある
- 初めての転職活動で、自分の市場価値やスキルセットを客観的に見てもらいたかった
- 転職活動のコツを教えてもらいたかった
- 社外の第三者に悩みを相談できる「仲間」が欲しかった
結果的に、今でもエージェントさんとは仲良くさせていただいていて、よくご飯を食べに行ったり、お互いの仕事の相談をしあったりしてます。
👇僕がおすすめするエージェントについての記事はこちらです(がんばって書いたのでみんな見て…)
【絞った】Webマーケティングへの転職におすすめの人材紹介エージェント3選
【楽】IT・Web業界転職に人材紹介エージェント利用をおすすめする5つの理由(メリット・デメリットあり)
どうして第二新卒でSEOコンサルタントに転職したの?志望動機は?
エージェントや周囲の知り合いに話す中で自分のキャリアとしては以下の3つに絞られました。
第二新卒でWebメディア編集者を選ばなかった理由
今後のキャリアを考えた時に、自分にとって一番やりたいこと=「Webメディアを通じて、価値ある情報を届けられる人になる」に最も近いのはWebメディア編集者だと思いました。
そして、当時の自分のキャリアの中でも最も力を入れていた仕事がWebメディアの編集業務でした。
しかし、基本的に独学で学んでいたので、あまり自分の発信する内容に自信がありませんでした。
また、集客に関する仕事よりもクリエイティブ寄りの業務がメインだったので、Webメディアに携わるにあたって不可欠な「お金にする力がない!」という課題感が自分の中で強くありました。
そこで、少し回り道をして、「Webメディアでお金を得る」ための技術を集中的に、まるで修行のように身につけようと考えました。決断にはけっこう勇気がいりました。

クリエイティブなスキルよりも、マーケティングのスキルを深掘りしたいと思ってやめました。
第二新卒でSNS広告運用担当を選ばなかった理由
Webメディアをお金にする技術を学ぼう!と考えた時に最初に浮かんだのがSNS広告運用担当(SNSコンサルタント)の仕事でした。
僕はSNSが好きです。愛してます。そんなSNSに携わってお金を得る方法を学べるなんて最高じゃないか!と思ったのがきっかけです。
しかし、現状のSNS広告ってどうも好きじゃなくて、エロかったり怪しかったりするようなものを無理やりクリックさせて、「あまり健康的じゃないなあ」と思ったのが大きかったです。
あと、広告運用は、メディアの中身というより「届け方」を考える仕事なので、自分はどちらかというと本体のWebメディアの中身となるコンテンツを将来的に作りたい!と考えて、SNS広告運用担当はスケールアウトしました。

広告より、コンテンツをベースにして考えたかったパターンです。
第二新卒でSEOコンサルタントに転職を決めた理由、志望動機
Webメディア編集者でもなく、SNS広告運用担当でもないと考えた時に、エージェントが提示してくれたのが「SEOコンサルタント」でした。
SEOコンサルタントが良いと感じた理由は以下です。
- Webメディア運用には必要不可欠な能力が身につく
- 自分の過去のWebメディアのSEO対策経験が活きる
- 低予算で始められるので、頑張ろうとしてもなかなかやり方がわからないお客様の力になれる
- Web担当者としてのSEO以外の領域もやっていた知見が活きる
- クライアントビジネスなので、多くの事例がストックできる
- クライアントビジネスなので、繋がりが生まれる
- 友達の会社に営業ができ、遊びの延長で仕事にすることができる
- Webメディアだけでなく、ECやポータルなど様々なタイプのサイトに利用できる汎用的なスキルが身につく
- 無理矢理買わせる広告ではなく、ユーザーの意図を汲み取った「受け皿」を作るコミュニケーションに魅力を感じた
- コンテンツマーケティングの需要が高まっていて、市場価値が上がっている
- クリエイティブからシステムサイドまでの幅広いWeb知識が身につく
などなど。
そして、複数の会社から内定をいただいたのち、自分の中でも社風がフィットしている企業に転職することを決めました。

理由多いな〜〜〜!!!
でもこの決断は間違ってなかったです。
第二新卒でSEOコンサルタントになってスキルや年収は上がった?
だいぶ上がりました。
年収は事業会社の時より入社時点で100万以上アップし、スキルとしても約2年働いて大幅にアップした実感があります。
ついたスキルは以下のようなものです。
- ロジカルシンキング
- Webに関する幅広い知識
- 顧客折衝力
- ビジネスモデルを考える力
- SEOに特化しつつ、ユーザーにマッチした記事を考える企画力
- 大量の案件を捌くスケジュール管理力
- クライアントビジネスならではのお金への意識
- トレンドを常にウォッチする情報収集力
なかなかハードな働き方ではありましたが、結果的に大きく成長することができ、今ではフリーランスとしてやっていけるまでになりました。

本当にいいWebマーケティング会社に転職できたと思ってます。
思い切って転職してマジ良かった!
第二新卒で転職する時に言われたこと
会社を辞めるときに言われたこととしては以下のようなものがあります。
- 今いる環境で上手くやれないやつはどこへ行っても同じ
- 辞めたときに周りがどう思うか考えろ
- うちの会社の方ができることも裁量もあるぞ
- これから面白くなるところなのに辞めるのか

↑うるせぇ〜〜〜〜〜〜
…まー、辞めるときってだいたい色々言われますよね。人が辞めるのは会社にとって損失でしかないですもの。
全部一理あるとは思うんですけど、人生は自分のものです。自分で決めて、自分で進むことができないと、時間だけが無駄に過ぎていきます。後悔先に立たずです。
それに、自分が抜けるにあたって、仕組みを整えれば「案外いろいろ回る」ことも多いと思います。
人には向き不向きがあり、過去の選択に縛られて未来を描けずに時間を消耗するのはナンセンスだなあとも思います。
辞めて、転職して、次の会社がやっぱり違った!前の会社の方がよかった!って思えば、出戻りしたらいいとも思います。
つまり、「とりあえずやってみる」精神で「自分なりの前方」へと駒を進めることが大事かなぁと思います。
なので、今転職を悩んでいる人は、ぜひ挑戦してみるといいと思います。
SEOコンサルタントはオススメの職業です。
最後に
長くなりましたが、上記が僕が第二新卒でWebマーケティング業界に転職しようと思った理由です。
いつか、Webマーケティング会社と事業会社の業務内容の比較などもできたらと思います。
転職相談やリアルな声などを聞きたい場合はお気軽にお問い合わせください!
それでは!
コメント
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[…] その後、転職エージェントを使ってWebマーケティング会社に転職し、SEO・コンテンツマーケティングの支援としてクライアントサイトのSEOコンサルティングをやりつつ、Webマーケティング系のWebメディアで記事を書いたりしてました。 […]
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